古河電気工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施
―最高ランクの格付を取得―

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林敬一、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1884年に創業した光ファイバ・各種電線ケーブルの他、銅・アルミ製品等多岐にわたる事業分野を有する総合非鉄金属メーカーです。基本理念「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します」に則り、「地球環境を守り」「安全・安心・快適な生活を実現する」ため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創ることを掲げた「古河電工グループ ビジョン2030」を定め、着実なサステナビリティ経営に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 製品のライフサイクル全体の評価等、定量的な認定基準に基づき、部門横断組織にて審議・認定された環境調和製品について、中長期目標を定めて普及拡大を進めるほか、主要製品群ごとのCO2削減貢献量の公表を通じて訴求力を高める等、事業を通じた社会課題の解決に精励している点
(2) 調達先のパートナー企業に対しパートナーズミーティングにて調達方針の説明を行い、CSR・人権リスクを含めたアセスメントを実施するほか、営業部門との連携を通じた各種製品の開発、自社の廃電線やケーブル廃材のリサイクル等、持続可能なサプライチェーンの構築に尽力している点
(3) 2030年における社会環境の変化を踏まえて制定した古河電工グループ ビジョン2030の達成に向け、リスクと機会を踏まえた重要課題を特定するとともに、特に再生可能エネルギーの更なる活用やモビリティの電化等の革新的な新事業については、社会課題解決型事業として、製品化・実用化を目指すロードマップを策定・公表する等、着実なサステナビリティ経営に取り組んでいる点

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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