米国再生可能エネルギーファンド「エクセルシオール2号ファンド」への出資について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、Excelsior Energy Capital(本社:米国、Managing Partner:Christopher Moakley、Partner:Anne Marie Denman、Alex Ellis、Ryan Fegley、以下「EEC」という。)が設立した米国再生可能エネルギー事業を投資対象とするExcelsior Renewable Energy Investment Fund II(エクセルシオール2号ファンド、以下「当ファンド」という。)への出資を決定しました。

 EECは、再生可能エネルギー業界の経験豊富な4人のパートナーを中心として、2017年6月に設立されたファンドの運営会社です。
 DBJはEECとともに2017年にファンド運営にかかる共同会社を設立し、当ファンドの前身となるExcelsior Renewable Energy Investment Fund I(以下「1号ファンド」という。)の立ち上げにかかるシードキャピタルを提供しており、1号ファンドは2020年12月末に米国内外の投資家からの資金募集を完了しております。
 今般EECは1号ファンドで培った実績をもとに後継ファンドとなる当ファンドを設立する運びとなり、DBJは当ファンドの中核資金の拠出につき出資決定いたしました。

 米国ではインフレ抑制法の成立により再生可能エネルギー市場の一層の拡大が予想される中、当ファンドは太陽光や風力発電プロジェクトに加え、昨今国内外で注目を浴びる蓄電池、CCS、グリーン水素等のトランジションや脱炭素化に資する新分野のプロジェクトも投資対象としております。

 DBJは、長年にわたり国内外における再生可能エネルギー分野での取り組みを積極的に支援してまいりました。第5次中期経営計画(2021年5月20日付「第5次中期経営計画について」参照)においては、2050年の持続可能な社会の実現に貢献すべく「GRIT戦略(注)」を定め、本件は同戦略に繋がるものです。

 DBJは、当ファンドによる再生可能エネルギー事業への出資を通じて、米国における最新の業界動向や新分野における知見を獲得し、引き続き我が国エネルギー産業の発展並びに脱炭素社会の実現に貢献していきます。

(注1)「GRIT戦略」とは、G:グリーン社会の実現、R:しなやかで強い安心安全な地域・社会や産業基盤の構築、I:事業化可能と評価できるイノベーションへの取り組み、T:現在の事業基盤を前提とした移行に向けた戦略的取り組み、を表すもので、第5次中期経営計画においてDBJグループが重点的に取り組む分野を表したものです。

(注2DBJ は現在1号ファンドの投資家です。本開示は他の投資家への2号ファンドへの広告、宣伝、勧誘等を目的とするものではなく、DBJは本リリースに関連し直接的または間接的な報酬を受領しておりません。DBJ1号ファンド及び2号ファンドのGP会社および投資助言会社等に対して間接的に重要な持分を保有しておりますが、支配権を伴うものではありません。



【お問い合わせ先】
企業金融第5部 電話番号 03-3244-1620

DBJ News一覧へ戻る