せとうち観光サステナブルファンド(せとうち観光活性化2号投資事業有限責任組合)への出資について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、瀬戸内の地域金融機関8行(阿波銀行、伊予銀行、中国銀行、百十四銀行、広島銀行、みなと銀行、もみじ銀行、山口銀行。以下、「瀬戸内8行」という。)とともに、せとうちDMO(注1)の一翼を担う株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(以下、「SBC」という。)の取組みを推進するため、「せとうち観光サステナブルファンド」への出資を決定しました。

 SBCは、瀬戸内地域における観光産業育成を目的に、観光関連事業者に対する経営支援・プロダクト開発支援等に取り組んでおります。また、DBJ及び瀬戸内8行は、SBCの設立に併せて組成されたせとうち観光活性化ファンド(以下、「1号ファンド」という。)への出資を通じて、SBCの活動と連動し、瀬戸内地域の観光関連事業者へのリスクマネー供給に取り組んでまいりました。

 今般、1号ファンドの投資期間が終了したことを踏まえ、DBJ及び瀬戸内8行では、2号ファンドとして組成されるせとうち観光サステナブルファンドへの出資を通じ、引き続きSBCの活動と連動した観光関連事業者へのリスクマネー供給を行い、瀬戸内地域におけるサステナブルな観光産業の形成に取り組んでまいります。

 また、DBJは、せとうち観光サステナブルファンドによるかかる取組みが、観光関連事業者のコロナ禍からの迅速かつ着実な回復・成長に寄与し、ひいては地域経済の自立的発展に資するものとして、「特定投資業務(注2)」の一環である「新型コロナリバイバル成長基盤強化ファンド(注3)」を活用いたします。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取組みを積極的にサポートしてまいります。

1.せとうち観光サステナブルファンドの概要

商   号 せとうち観光活性化2号投資事業有限責任組合
組 成 日 2023年2月15日
所 在 地 広島県広島市中区基町10番3号
ファンド総額  49億円
無限責任組合員(GP) 株式会社せとうち観光パートナーズ
有限責任組合員(LP) DBJ、瀬戸内8行

2.ファンド運営会社の概要

商   号 株式会社せとうち観光パートナーズ
代 表 者 代表取締役社長 丹治 朋之(たんじ ともゆき)
本店所在地  広島県広島市中区基町10番3号
設 立 日 2016年3月17日
事業内容 ファンドの運営・管理
株   主 DBJ、瀬戸内8行、株式会社ジェイ・ウィル・アセットマネジメント


(注1)せとうちDMOは、マーケティング・プロモーションを策定実行する一般社団法人せとうち観光推進機構と、プロダクト開発支援を行う株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションで構成され、瀬戸内が有する幅広い観光資源を最大限活用しながら、多様な関係者とともに情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等を行い、地域主体の観光地域づくりを推進するDMO(Destination Marketing/Management Organization)組織です。

(注2)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注3)「特定投資業務」について、新型コロナウイルス感染症による影響を受けながらも新事業開拓や異分野連携等を行う企業の迅速かつ着実な回復・成長を支援するため設置した資金枠です。


【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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