Proximar(株)に対するシンジケーション方式でのブルーサステナビリティローンに参加-海洋保護と持続可能な水産業に資する取り組みを支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」)は、Proximar株式会社(本社:神奈川県横浜市、CEO:Joachim Nielsen、以下「当社」という。)に対し、株式会社みずほ銀行が組成する総額88億円のシンジケーション方式によるブルーサステナビリティローンに、株式会社静岡銀行とともにコ・アレンジャーとして参加いたしました。

 ブルーサステナビリティローンとは、環境改善効果及び社会的課題解決の双方に資する事業の資金を調達するために実行されるサステナビリティローンの中でも、特にSDGs目標14(海の豊かさを守ろう)の達成を促進し、海洋保護や持続可能な水産業に資する事業の資金を調達するために実行されるローンです。
 今回の融資対象となるアトランティックサーモンの陸上養殖プロジェクト(以下「当プロジェクト」という。)は、海洋汚染の防止及び生物多様性の保全といった環境改善効果に加え、国産アトランティックサーモン養殖による食料の安全保障と持続可能な食料供給、生産施設の所在地域及びその周辺を対象とする地域産業の活性化といった観点からの社会的便益が期待されます。

 当社及び当社親会社であるProximar Seafood ASは、当プロジェクトの実施に際し、「ブルーサステナビリティファイナンス・フレームワーク」を策定しております。当フレームワークについては、「グリーンボンド原則」、「ソーシャルボンド原則」、「サステナビリティボンド・ガイドライン」、「グリーンローン原則」、「ソーシャルローン原則」、「グリーンボンドガイドライン」、「グリーンローンガイドライン」、「ソーシャルボンドガイドライン」、国際金融公社が発表した「ブルーファイナンスガイドライン」等を踏まえ、株式会社日本格付研究所(以下「JCR」という。)が作成した評価手法、及び「持続可能なブルーエコノミーファイナンス原則」に則り、第三者評価機関であるJCRより、ブルーファイナンスとしての適格性に関するセカンドパーティ・オピニオンを取得しています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします-金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し日本と世界の持続的発展を実現します。」に基づき、持続可能な社会・地域活性化に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

<本契約の概要>

借入人 Proximar株式会社
契約金額 88億円
アレンジャー みずほ銀行
コ・アレンジャー  DBJ及び静岡銀行
貸付人 みずほ銀行、DBJ、静岡銀行
契約締結日 2023年3月31日
資金使途 静岡県小山町におけるアトランティックサーモンの閉鎖循環式陸上養殖プロジェクト資金

<Proximar株式会社の概要>

会社名   Proximar株式会社
所在地   横浜市中区山下町2産業貿易センター3F
代表者   Joachim Nielsen
設立    2017年5月8日
事業    閉鎖循環式陸上養殖技術によるアトランティックサーモンの陸上養殖事業
URL    https://ja.proximarseafood.com/



【お問い合わせ先】
企業金融第3部 電話番号 03-3244-1990


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