(株)CROSS SYNCに対する追加出資について-医療データ統合アプリケーション製品開発の加速による医療安全と質の改善の実現にむけて-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社CROSS SYNC(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:髙木俊介・中西彰、以下「当社」という。)に対して、株式会社アイティーファーム、株式会社アルム(DeNAグループ)、横浜キャピタル株式会社(横浜銀行グループ)とともに、出資を実行しました。

 当社は、2019年10月に横浜市立大学附属病院の集中治療部部長を務める集中治療専門医の髙木医師らによって設立された"横浜市立大学発認定ベンチャー"です。「ICU Anywhere」をビジョンに掲げ、集中治療専門医が不足する医療現場において、重症患者管理アプリケーションを用いて「医療安全と質の改善」「現場医療と遠隔ICUスタッフの負担軽減」を目指しています。

 DBJは、2021年3月の初回出資以降、ハンズオンをしながら事業支援を実施してきました。当社は、DBJによる初回出資以降、公立大学法人横浜市立大学とともに、横浜市立大学附属病院において、重症患者管理アプリケーションを用いた実装研究を開始、さらには本年2月に更なる事業推進のために経営体制強化を実施しており、今後の製品開発や販路開拓による本格的な事業化に向けた取り組みを加速させています。

 DBJは、当社への出資に関して、医療従事者向けシステムの開発を加速させるための体制強化及び上市に向けての事業化を支援するものであり、医療体制の構築等、我が国の社会課題解決や経済社会の活力と持続的発展を支える医療提供体制の強化に資することから、「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用し投資を実行しました。

 DBJは、今後とも研究機関や民間金融機関等と連携して、新産業の創造やイノベーションエコシステムの構築に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。




【お問い合わせ先】
業務企画部 イノベーション推進室 電話番号 03-6311-5048

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