(株)広域高速ネット二九六に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社広域高速ネット二九六(本社:千葉県佐倉市、代表取締役社長:藤本光弘、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、千葉県佐倉市を中心とした15 市町をサービスエリアとする地域密着型のケーブルテレビ事業者です。地域の重要インフラの一翼を担う総合情報通信企業として、有事における災害情報の安定的な提供を実現すべく、防災・事業継続体制の整備を進めることで、地域防災の強化に貢献をしています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 行政や警察署との間で緊急情報の放送に関する協定を締結していることに加え、自治体と防災に関する協議や共同訓練を実施することにより、地域防災に積極的に貢献している点
(2) 費用対効果を踏まえ事業継続戦略を選択した上で、有事においても安定したサービスを提供すべく、同業他社への被災経験等のヒアリングを踏まえた目標復旧時間の設定や、経営資源の脆弱性分析に基づいた継続的なボトルネック対策等、事業影響度分析の精緻化に尽力している点
(3) トップマネジメントが主体的に関与した全社的な統括組織のもと、全従業員を対象としたBCP研修に加え、有事において事業が被る影響及びその対策について各自が検討する机上シミュレーション訓練を全従業員に実施することにより、事業継続戦略の実行性向上に精励している点

 その結果、当社は関東圏のケーブルテレビ事業者では初となる「防災及び事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
企業金融第2部 電話番号 03-3244-1660

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