TIR Europe Sustainable Forestry and Natural Capital Fund SCSp SICAV-RAIFへの出資決定について

　株式会社日本政策投資銀行（以下「DBJ」という。）は、米国南部の森林を主な投資対象とするTIR Europe Sustainable Forestry and Natural Capital Fund SCSp SICAV-RAIF（以下、「当ファンド」という。）に対し、出資することを決定し、出資契約を締結しました。

　当ファンドは、Timberland Investment Resources Europe LLP（以下、「TIR Europe」という。）が運営する米国外投資家向けの3号ファンドであり、米国ジョージア州アトランタを拠点とする親会社Timberland Investment Resources LLC（以下、「TIR社」という。）が森林管理を手掛けています。TIR社は、2003年にMark Seaman氏（現CEO）が設立した米国の森林投資マネージャーであり、2023年3月末時点で、米国南部をはじめ、米国北東部、五大湖周辺および太平洋岸北西部の約870千エーカー（約352千ヘクタール）の森林に投資しています。

　DBJは、森林投資分野における海外先進事例からの知見獲得、国内還元・展開可能性追求を目的として、2021年に当ファンドの前号ファンドであるTIR Europe Forestry Fund 2へ出資しており、今般の出資はこれに次ぐ取組となります。本邦金融投資家による森林への投資実績が未だ限定的である中、世界第1位の森林投資マーケットである米国における本件出資を通して、更なる知見の深化を目指し、本邦金融機関へのノウハウ還元や森林ビジネス活性化に努めてまいります。

　DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します～」に基づき、我が国食農産業の抱える課題の解決をファイナンス面からサポートし、更なる発展に貢献してまいります。



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