鈴与(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施
-5回連続最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、鈴与株式会社(本社:静岡市清水区、代表取締役社長:鈴木健一郎、以下「同社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 鈴与グループの中核企業である同社は、港湾・国内外物流等を担う総合物流企業として、「共生(ともいき)」の企業理念のもと、大規模災害発生時など有事の際の緊急支援物資の荷役・輸送体制の構築など、地域社会とともに、多面的な事業継続への取り組みを実施しております。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) グループ約140 社の総合力を発揮するため、「鈴与グループ危機管理委員会」を中心とした防災・事業継続の推進体制を構築し、拠点巡回により初動対応や事業復旧等の有事の対応力を計画的に点検・強化していることに加え、MCA 無線等の通信訓練やシナリオ非開示の事業継続訓練に至るまで、グループ一体的な活動を展開している点
(2) 重要な社会インフラである物流を支えるべく、事業継続を阻害するリスクを精緻に洗い出した上での継続的なボトルネック対策を拠点ごとに実施しているほか、事業継続戦略の実現に向けて物的経営資源の確保や情報セキュリティ対策の強化など、多層的な対策により事業継続力を高めている点
(3) 「共生(ともいき)」の精神のもと、地域住民やグループ社員を含めた活動を通した地域の防災力強化の取り組みに留まらず、国際拠点港湾である清水港の早期復旧に資する「清水港みなと機能継続計画」の策定に主体的に関与していることに加え、自社の事業継続に関する取り組みを他企業に発信するなど、周辺地域全体のレジリエンス向上に注力している点

 その結果、同社は5回連続で「防災及び事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
東海支店 電話番号 052-589-6892

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