鈴与商事(株)の発行するグリーンボンド(私募債)を取得

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:伊藤正彦、以下「当社」という。)の発行する静岡県の事業会社として初(注1)のグリーンボンド(私募債)(注2)を取得しました。なお、本件はDBJのグループ会社であるDBJ証券株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北方宏之)が私募の取り扱いを行うものです。

 当社は、1990年に鈴与の販売部門を分社して設立された鈴与グループの「商流事業」を担う主力の総合商社であり、東海地域及び関東地域において、エネルギー・建材・化学品・電機機器・オフィス製品等様々な商材を法人から個人の顧客にまで幅広く提供しています。鈴与グループでは、「共生(ともいき)」の精神に則り、脱炭素をはじめとする持続可能社会の実現に向けた活動を進めているほか、当社はグループに先駆けて「カーボンニュートラル宣言」を表明するなど、脱炭素に向けた活動に積極的に取り組むことを掲げ、取引先の再生可能エネルギー導入、エネルギー効率向上等に資する事業を展開しています。

 今般当社は、2020年4月から2022年10月にかけて新築の一般家庭620軒の屋上に設置した太陽光パネルなどの設備機器購入費と設置工事費のリファイナンス費を資金使途とする、グリーンボンド(私募債)を発行しました。当社の発行する本私募債は、株式会社格付投資情報センターによるセカンドパーティーオピニオンを取得しています。
 当社は、引き続きグリーンボンド・フレームワーク(当社策定)に適合する太陽光発電設備の稼働を通じ、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献していく予定です。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします-金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し日本と世界の持続的発展を実現します。」に基づき、カーボンニュートラルに向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注1)株式会社格付投資情報センターもしくは株式会社日本格付研究所よりセカンドパーティーオピニオンを受けた国内企業によるグリーンボンド発行実績及びBloomberg L.P.データベースに基づいて当社にて確認した情報。
(注2)「グリーンボンド」とは、気候変動・水・生物多様性対策など、環境に好影響を及ぼす事業活動に資金使途を限定した債券のことを指します。これは、企業や地方自治体等が発行する債券であって、①調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③発行後のレポーティングを通じ透明性が確保された債券のことです。


【お問い合わせ先】
東海支店 電話番号 052-589-6892

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