ジャパン・インフラストラクチャー第一号投資事業有限責任組合への出資について
-「特定投資業務」を活用した我が国インフラ産業の競争力強化-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」といいます。)は、三井住友信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:大山一也、以下「SMTB」といいます。)が主導し、インフラストラクチャーGP株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:本郷雅和)を無限責任組合員として設立したジャパン・インフラストラクチャー第一号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」といいます。)に対する出資契約を締結いたしました。
 当ファンドでは、SMTB及び株式会社マーキュリアホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:豊島俊弘)が共同で設立した国内インフラ領域を専門とする投資助言会社、ジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:岡村研二朗、以下「JEXI」といいます。)が投資判断等に係る助言を行います。

 我が国インフラ産業は、グリーントランスフォーメーション(GX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)等の潮流のなか転換期を迎えており、今後、国内インフラ分野における資金ニーズ・運用ニーズ双方の高まりが想定される状況にあります。
 当ファンドは、インフラ事業者と投資家との結節点となり、社会・経済インフラの再構築に向けリスクマネーを供給することを目的として設立された総合型インフラファンドです。
 当ファンドの投資活動を通じて、今後対応が求められる社会課題(脱炭素社会の実現、インフラの再構築、イノベーション等)の解決が促されること、及び我が国インフラ産業に対する資金循環の活性化・国内インフラ投資市場の高度化が期待されます。
 DBJは、本件が、当ファンドによるリスクマネー供給を契機として、インフラ産業のGX化・DX化等を促進することで、国内企業の競争力強化や地域経済の活性化に寄与するものとして、「特定投資業務(注)」を活用し、当ファンドを創設段階から支援することといたしました。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

<当ファンドの概要>

名称   ジャパン・インフラストラクチャー第一号投資事業有限責任組合
組成日   2023年91
ファンド目標総額  30,000百万円(ファイナルクローズ;20248月末)
無限責任組合員 インフラストラクチャーGP株式会社
投資助言会社 JEXI
有限責任組合員 SMTB、住友生命保険相互会社、DBJ等(1stクロージング時点)

SMTBの概要>

会社名   三井住友信託銀行株式会社
本社所在地  東京都千代田区丸の内一丁目41
代表者 取締役社長 大山 一也
設立 1925年7

JEXIの概要>

会社名   ジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャー株式会社
本社所在地  東京都千代田区丸の内一丁目41
代表者 代表取締役CEO 岡村 研二朗
設立 2023年2

(注)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。



【お問い合わせ先】
ストラクチャードファイナンス部 電話番号 03-3244-1590

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