アドバンテッジアドバイザーズ成長支援投資事業有限責任組合を通じた(株)ツバキ・ナカシマへの投資について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)が出資を行い、アドバンテッジパートナーズグループ(以下「APグループ」という。)のアドバンテッジアドバイザーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:笹沼泰助)がサービスを提供するファンド「アドバンテッジアドバイザーズ成長支援投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、AAGS S6, L. P.(以下「割当先ファンド」という。)が株式会社ツバキ・ナカシマ(本社:奈良県葛城市、取締役兼代表執行役社長CEO:廣田浩治、以下「当社」という。)の転換社債型新株予約権付社債及び新株予約権を引き受けることに伴い、割当先ファンドに出資することを通じて、当社に投資を実行いたしました。

 当ファンドは、上場企業が発行する転換社債や優先株式を投資対象とし、投資後は投資先企業の成長支援を図ることを目的としております。DBJは2019年12月に支援決定し、当ファンドからの投資案件について、「特定投資業務(注)」の要件に合致するものについて同業務を活用することとしています。

 当社は、ベアリング用の精密ボール・精密ローラーを中核商品として、その他にボールねじや送風機等の製造・販売を行う事業者です。当社は、「Best in Class」なものづくり企業を目指す中で、脱炭素社会実現へ向けたEV、再エネ設備向け等の部品提供を拡大させ、足元の事業環境を踏まえた高品質なヘルスケアニーズに対応した医療向け製品のグローバル化を促進させていくこと等を成長戦略として掲げています。

 本件は、成長資金の供給を通じた資金面での支援に加え、APグループによる当社の永続的成長の実現に向けた経営管理体制の強靭化、人材採用の強化、M&A(資本提携含む)の推進等の経営の革新を伴う成長支援を提供することで、当社の競争力強化を図るものであり、当行は「特定投資業務」を活用して支援を行うこととしました。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。



【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140

DBJ News一覧へ戻る