ジャパン・インダストリアル・ソリューションズによる日本精蝋(株)への資本性劣後ローンについて

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、DBJ及びメガバンク3行等が出資するジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣本裕一、以下「JIS」という。)が運用するジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第参号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)を通じ、日本精蝋株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:安藤司・今野卓也、以下「日本精蝋」という。)への新株予約権付資本性劣後ローンを実行致しました。

 当ファンドは、産業再生・産業再編を視野に入れた事業の再生・再編を目的としたファンドです。DBJは、当ファンドからの投融資案件のうち、「特定投資業務(注1)」の要件に合致するものについては、同業務を活用することとしています。

 日本精蝋は、国内唯一の石油ワックス専業メーカーとして、ワックスの国内外への販売及び製造過程で生じる重油販売を手掛けています。近年は、原材料価格の高騰等を受ける中、「中期経営計画(23-27)」(以下、「中期経営計画」)において原材料・生産方式変更によるワックス収率改善、不採算品目からの撤退、製品の値上げ、在庫削減、組織体制見直し等、経営環境の改善の施策を公表しています。

 DBJは、JISを通じた日本精蝋の原材料・生産方式変更等の経営変革を支援する本件取り組みが、サプライチェーン上の企業を含めた我が国の持続的発展及び競争力強化に資するとして、「特定投資業務」を活用いたします。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、我が国企業の競争力強化や地域経済活性化の観点から、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。



【お問い合わせ先】
企業投資第1部 電話番号 03-3244-1629

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