岐阜プラスチック工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、岐阜プラスチック工業株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:大松栄太、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、物流用パレットやコンテナー、家庭用品、建築資材など幅広い分野の製品を生産するプラスチックの総合メーカーです。「Ecoの輪を、技術と製品で広げよう。」を基本テーマに、環境に配慮した製品や技術の開発を推進しています。また、デザイン・設計の段階から環境への配慮を取り入れる「エコ・コンセプション」を念頭に、素材や構造、機能性の工夫を組み合わせた製品づくりを進めています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) ISO14001に基づいた環境マネジメント体制を社内横断的に構築し、目標設定及び進捗のレビューを継続的に行うとともに、具体的施策として、環境負荷データの分析に基づく電力使用量や廃棄物の削減に向けた工程改善や設備投資、改善事例の全社横断的な展開、従業員への環境教育・勉強会の定期的実施等を行い、生産工程における環境負荷低減に努めている点
(2) 顧客の環境配慮ニーズを汲み取った上で、軽量化や長寿命化によりプラスチック材料の使用量削減に繋がる製品や、バイオマスプラスチックを配合した物流資材等、多彩な環境配慮製品を開発していることに加え、その環境負荷低減効果を定量的に可視化しながら、顧客への資料配布や説明、勉強会等を行うことで、環境配慮製品の普及に尽力している点
(3) 特に、廃棄製品・プラスチック資材を回収・再利用して新たに製品化する「リスのリサイクルシステム」により再資源化の取り組みに注力してきた他、他社と協働したリサイクルループの新規構築も複数進めていることに加え、海洋プラスチック問題の解決に貢献すべく、海洋プラスチックを活用した物流資材を開発・提供する等、培ってきた独自技術により循環経済の構築に精励している点

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが十分」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
東海支店 電話番号 052-589-6891

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