兼子グループへの出資について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、Trustar Capitalグループ(以下「トラスターグループ」という。)がサービスを提供するファンドを通じて、兼子グループ(本社:静岡県静岡市、代表取締役:兼子卓三)(以下「当社」という。)に対し、出資を実行いたしました。

 当社は、主に企業から排出される古紙の回収から再資源化まで、プラスチック及び金属などの廃棄物の収集・運搬・中間処理までを、自社にてワンストップでサービス提供を行う総合リサイクル事業者です。全国の幅広い顧客に対して、回収から再資源化までのトータル・リサイクルサービスを提案・提供しております。

 本件は、成長資金の供給を通じた資金面での支援に加え、トラスターグループの知見を生かした営業組織や内部管理体制の強化、M&A推進によるさらなる事業拡大等の成長支援を提供することで、当社の一層の事業拡大及び収益力強化を図ると同時に、我が国のサーキュラーエコノミーの推進に資する取り組みであることから、DBJは「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用して支援を行うこととしました。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。



【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140

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