株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、富士化学工業株式会社(本社:富山県中新川郡上市町、代表取締役社長:西田洋、以下「当社」)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。
「DBJ BCM格付」融資は、DBJ が開発した独自の評価システムにより、防災・事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。
当社は、1946 年創業の原薬・医薬品メーカーです。スプレードライ(注1)加工等の独自性の高い技術を核に原薬・製剤の受託製造を行うとともに、自社製品事業を展開しており、胃腸薬製剤の原料として広く利用されている制酸剤「ノイシリン」をはじめ、原薬・賦形剤(注2)からジェネリック医薬品まで多くの自社製品の開発・製造を行っています。また、疾病予防効果が期待される天然アスタキサンチンの原料供給を主とするライフサイエンス事業も展開しています。
DBJ が実施した今回の格付評価においては、ハード・ソフト両面から安定供給体制整備を進める当社姿勢の現れとして、以下の点を高く評価しました。
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DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
(注1)「スプレードライ」とは、微細化した液体を熱風中に噴霧し、瞬時に溶媒を蒸発させて紛体を得る造粒法であり、難溶性薬物の吸収性を高める利点等がある。当社は1965年に国内で初めてスプレードライ設備を導入しており、世界でも数少ない有機溶媒に対応した設備も有する。
(注2)「賦形剤」とは、医薬品の成型・増量・希釈を目的として固形製剤に加えられる添加剤のこと。
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