(株)天地人に対する出資について
-宇宙ビッグデータを活用した「天地人コンパス」の開発を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社天地人(本社:東京都中央区、代表取締役:櫻庭康人、以下「当社」という。)に対し、出資を実行しました。

 当社は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。)認定のスタートアップ企業として2019年に創業して以来、地球観測衛星等から得られる宇宙ビッグデータを活用し、土地評価等を行う「天地人コンパス」を開発・提供しております。異常気象や地盤沈下などによる水道管の劣化を宇宙から見抜く「天地人コンパス 宇宙水道局」や、気候変動に対応したブランド米をつくる「宇宙ビッグデータ米」などを通じ、様々な社会問題の解決に取り組んでいます。

 DBJは、当社の取り組みが、インフラ維持管理の効率化、農業の生産性向上、再生可能エネルギーの普及などの社会課題解決に寄与するものであり、我が国の経済社会の活力向上及び企業の競争力強化に資することから、「特定投資業務(注1)」の一環として創設された「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」より当社への出資を実行しました。DBJは、連携協定(注3)を締結しているJAXAを含め、ステークホルダーと密に連携しながら、当社のイノベーションの社会実装を主体的に推進してまいります。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国から一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを促進するため設置した資金枠です。
(注3)DBJは、JAXAと宇宙産業のさらなる発展に向けた技術および金融の連携を目的として、2017年5月17日付で宇宙分野での連携協力の推進に関する協定を締結しております。



【お問い合わせ先】
業務企画部 イノベーション推進室 電話番号 03-6311-5048

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