SWCC(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施
-5年連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:長谷川隆代、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1936年に創業した総合電線・ケーブルメーカーであり、「SWCCグループは、信頼の輪をひろげます」という経営理念に則り、すべての事業活動を通じて環境保全に努めるとともに持続的発展が可能な社会の構築に貢献する「環境理念」を定め、グループ一体となって環境保全活動に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) グループ経営体制の再編や社名変更に伴い、新たにパーパス及びビジョンを策定し、これまで培ってきたコア技術を基盤とした新市場・新領域への事業展開を図るべく、成長投資領域のカテゴライズや知財戦略の構築を行うなど、「ソリューション提案型メーカー」への転換に向けた戦略を推進している点
(2) 環境長期ビジョンの中で「環境課題解決製品の創出」を掲げ、環境配慮型高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®」のフルラインナップ化、及び送電ロス削減に繋がる超電導ケーブルシステムの実証実験に取り組むとともに、DX 教材を活用した独自の施工教育カリキュラムを協業企業に展開し、社内外の施工人員確保に努めるなど、脱炭素社会実現に貢献する製品・サービスの提供を通じた持続的な価値創出を図っている点
(3) 設備ごとのエネルギー使用量の見える化や全社横断的なフィードバックを通じた継続的な生産効率の向上に加え、省エネ生産・再エネ活用・CO2ソリューションの3つのワーキンググループからなる「Green Energy Project」において、CO2削減目標の達成に向けた施策の検討、中長期のクリーンエネルギー導入計画の策定を実施するなど、製造段階における着実な環境負荷低減に取り組んでいる点

 その結果、当社は5年連続で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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