日立造船(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-14年連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、日立造船株式会社(本社:大阪市住之江区、取締役社長 兼 :三野禎男、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、国内外に幅広く展開する高効率ごみ焼却発電プラントを中心に、「脱炭素化」「資源循環」「安全で豊かな街づくり」を軸に事業を展開し、「サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」として、環境配慮型経営を推進しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 新たに策定した2050年にめざす姿「サステナブルビジョン」を踏まえ、「成功の柱(マテリアリティ)」も再設定し、マイルストーンとなる「2030 Vision」では事業を通じた社会課題解決の観点から事業分野を見直すなど、サステナビリティ経営推進への強い姿勢をステークホルダーに示していることに加え、めざす姿の実現に向けた基盤として、従業員に対してサステナビリティ経営に関する研修を開催し意識啓発活動に一層取り組んでいる点
(2) AIやIoTなどを活用した製品開発・サービス提供により、ごみ焼却発電施設等の既存事業において継続して環境負荷低減効果の向上を図っているほか、上記ビジョンにて成長事業の一つとして掲げるPower to GasやCCUSなどのカーボンニュートラル実現に向けた技術開発についてもロードマップを策定し注力するなど、中長期的な時間軸で環境貢献に努めている点
(3) 「成長の柱」の一つにサステナブル調達を掲げたうえで2023年11月に「Hitzグループ調達基本方針」を策定し、サプライヤーへの調査・評価・改善要請・再評価の一連のサイクルを通じて持続可能なサプライチェーンを構築していることに加え、足下では取引先向けの勉強会企画やガイドブック作成に着手するなど、更なるマネジメント強化に向けた取り組みの高度化を図っている点

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を14年連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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