名工建設(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-4回連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、名工建設株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松野篤二、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1941年に鉄道工事専門会社として設立されて以来、新幹線・在来線などの鉄道線路の敷設・保守工事に一貫して携わり、その経験と技術を通じて、総合建設会社として社会基盤の発展を支えています。また、台風や地震などといった災害への対応力を高めるべく、多面的な事業継続への取り組みを実施しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 災害発生時に社会インフラの早期復旧活動に貢献する等の「企業活動そのものが社会的貢献である」との認識の下、企業活動におけるリスクを継続的にコントロールすべく、リスクを網羅的に特定し多様な観点から分析した上で、各部署で経営重点事項として対策に取り組むとともに、継続的に注視すべきリスクはリスク管理委員会でモニタリングするという、全社的な体制を構築している点
(2) 顧客等のステークホルダーの要請を踏まえた上で、重要業務の遂行に必要となる人員や資機材等の経営資源を、協力会社分も含めて定期的に査定し、協力会社への働きかけも行いながら確保するとともに、同業他社や業界団体との有事の際の相互協力関係も有している等、社外関係者と一体となった事業継続戦略を確立している点
(3) 各拠点での防災訓練や参集要員に対する参集訓練に加え、全社的な防災・事業継続訓練を実施するとともに、その中でシナリオ非開示型や営業時間外の想定を織り交ぜるほか、協力会社や顧客と協働した事業継続訓練も定期的に実施する等、事業継続の実行性向上に向けた訓練を徹底している点

 その結果、当社は「防災及び事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を前回に引き続き4回連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
東海支店 業務課 電話番号 052-589-6892

DBJ News一覧へ戻る