株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、京浜急行電鉄株式会社(本社:神奈川県横浜市、取締役社長:川俣幸宏、以下「京急電鉄」という。)の売却資産を取得するために設立されたKR Investment2合同会社(以下「当ファンド」という。)に対して出資を実行いたしました。
京急電鉄は、品川から川崎・横浜・横須賀を経て三浦半島に至る本線や羽田空港に至る空港線を有する大手民間鉄道事業者です。京急電鉄は、新型コロナウイルス感染症の影響による急激な事業環境の変化に対応するため、中期経営計画において「不動産事業強化をはじめとした選択と集中による事業ポートフォリオ変革」・「保有資産の組み換え等による不動産事業の強化推進」を掲げております。
京急電鉄は、本件資産売却で得た資金を不動産開発投資等に充当し、財務健全性を維持しつつ不動産事業の収益力強化に取り組むほか、今後同社が新設予定のアセットマネジメント会社が本件のアセットマネジメント業務を受託することで、不動産アセットマネジメント業務の拡大への橋頭堡とする予定です。
DBJは、本件が京急電鉄のアセットマネジメント事業への新規参入を促進するとともに、当社の財務基盤及び収益力の強化を通じ、公共交通インフラや当社沿線地域のレジリエンス・競争力の維持・強化に繋がり、わが国の経済社会の活力向上に資する取り組みであると評価し、「特定投資業務(注)」を活用したサポートを行うこととしました。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及びわが国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
【お問い合わせ先】
都市開発部 電話番号 03-3244-1710