小田急電鉄(株)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンを実行-小田急グループのCO2排出量実質ゼロ実現に向けた支援-

株式会社日本政策投資銀行
小田急電鉄株式会社

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:星野晃司、以下「小田急電鉄」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を本日実行しました。DBJの小田急電鉄に対するDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンは、2023331日実行に続き2回目となります。

 本ローンは、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に基づき、DBJが対話を通じ小田急電鉄のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定を支援するとともに、融資条件と小田急電鉄のSPTに関するパフォーマンスとを連動させ、SPT 達成への動機付けを行うことで、環境課題及び社会課題の解決を通じた持続可能な社会の実現と持続的な企業成長の両立を促進・支援するものです。DBJは、SPT達成に向けた小田急電鉄の主要な取り組みを「対話テーマ」として設定し、融資期間中の定期的な対話により、SPT達成に向けた伴走を行います。

 小田急電鉄では、経営ビジョン「UPDATE小田急~地域価値創造型企業にむけて~」のもと、サステナビリティ経営の推進を掲げるとともに、マテリアリティの一つである「環境(カーボンニュートラル)」に関して、環境負荷の低減をはじめとした環境課題の解決に事業を通じて貢献すべく、「環境ビジョン」「環境長期目標」「環境戦略」で構成する「小田急グループ カーボンニュートラル2050」を20219月に策定しております。さらに、20234月には、取り組みを加速させるべく、2030年における環境長期目標の引き上げを行っております。

 本ローンでは、「小田急グループ カーボンニュートラル2050」において「環境長期目標」として掲げられた、2050CO2排出量実質ゼロ及び2030年におけるCO2排出量削減目標に向けた取り組みを支援すべく、小田急電鉄及び小田急電鉄のすべての連結子会社のCO2排出量について、以下のKPISPTを設定しました。

KPI  小田急電鉄及び小田急電鉄のすべて連結子会社のCO2排出量(Scope 12
SPT  KPIにつき2030年度に2013年度比50%以上削減すること

 本件資金は、小田急グループの脱炭素社会の実現推進に貢献する用途として、省エネ設備の導入をはじめとする鉄道事業の設備投資に充当されます。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

※ 本ローンの「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」への準拠性について、詳細は関連PDF(対話報告書)をご参照ください。



【本件に関する報道各位からのお問い合わせ先】
株式会社日本政策投資銀行 都市開発部 03-3244-1710

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