「スポーツ観戦と地域をつなぐツールの活用がもたらす行動変容及び社会的インパクトに関する調査」共同調査報告書を発行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ぴあ株式会社と共同で「スポーツ観戦と地域をつなぐツールの活用がもたらす行動変容及び社会的インパクトに関する調査」と題した調査報告書を発行しました。

 当調査報告書では、スポーツ・音楽・文化芸術等交流人口型イベント(集客エンタメ産業)が交流人口の増加に寄与することを示した前回調査を踏まえ、さらに地域資源や、各資源を仲介・触媒するようなツールの活用を進めることにより、ファンコミュニティの行動変容が起こり、結果として多様な社会的インパクトが得られると思料し、今回の調査では、スポーツ観戦とそれによる行動変容がもたらす社会的インパクト評価に関して検討しました。

 当調査報告書から得られたポイントは以下のとおりです。

  • 得られたサンプル数など調査に一定の制約はみられたものの、働きかけに対する「プラスの行動変容」として、物販購入や飲食、交通機関利用、娯楽や交流機会、歩行や自転車利用の増加がみられた。
  • 最終的な効果としては、地域の持続的な経済成長や、地域における誇り・愛着の醸成や豊かな交流の実現、地域住民のヘルスリテラシーの向上や地域の脱炭素への貢献等の社会的インパクトが得られることがわかった。
  • 今後は、スポーツ・エンタメを活用してまちの「にぎわい」をより効果的に創出していくために、デジタル活用の伴う促進ツールによる仮説・戦略の構築に官民連携にて取り組みつつ、経済面だけではない総合的な観点からの事業創造が行われていくことが期待される。

 当調査報告書をご希望の方は、DBJウェブサイト「調査研究レポート」に掲載していますのでご参照ください。なお、共同研究先であるぴあ株式会社ウェブサイト(http://w.pia.jp/t/piasoken-dbj2023/)にも掲載されていますので、あわせてご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後も集客エンタメ産業を活用した持続可能な社会の実現および地域創生に貢献する情報発信を積極的に行ってまいります。



【お問い合わせ先】
地域調査部 電話番号 03-3244-1513

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