Valuechain Innovation Fund投資事業有限責任組合への出資決定について-「特定投資業務」を活用した、セイノーHD・スパイラルが設立するCVCへの出資-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、セイノーホールディングス株式会社(本社:岐阜県大垣市田口町1番地、代表取締役:田口義隆、以下「セイノーHD」という。)がアンカー投資家となり、Spiral Innovation Partners 有限責任事業組合(本社:東京都港区虎ノ門五丁目9番1号、ジェネラルパートナー:岡洋、以下「スパイラル」という。)をGPとして設立されたValuechain Innovation Fund投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)に対する出資契約を締結しました。

 セイノーHDは、岐阜県大垣市本拠の大手物流事業者です。サプライチェーンの最適化という方針のもと、物流業界の課題解決(2024年問題、イノベーション活性化、カーボンニュートラル等)に向けた取り組みの一環として、スタートアップ企業との連携を推進しております。スパイラルは、オープンイノベーション支援に特化したベンチャーキャピタルであり、コーポレートベンチャーキャピタル(以下「CVC」という。)の運営を中心に大企業向けにオープンイノベーションサポートを提供しております。

 当ファンドは、セイノーHDがスパイラルと連携して取り組んでいるCVCの2号ファンドであり、物流及びその周辺領域並びにセイノーHDのお客様のバリューチェーン全体にて最先端のテクノロジーやビジネスモデルを有するベンチャー企業を投資対象として設立され、セイノーHDに加え、事業会社等が参画予定です。

 DBJは、本件が、当ファンドによる投資を契機として投資先企業がセイノーHD及びGPであるSpiral Innovation Partners有限事業責任組合のリソースを活用した経営革新を実現することにより、物流業界の課題解決、投資先企業の競争力強化やスタートアップエコシステムの活性化に寄与するものとして、DBJの「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用し投資を実施します。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。



【お問い合わせ先】
東海支店 電話番号 052-589-6891

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