井関農機(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-18回連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、井関農機株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:冨安司郎、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、トラクタ、田植機、コンバイン等を主力製品とする1926年創業の農業機械専業メーカーです。農作業の機械化・省力化により農業の発展に尽力した創業者の理念を継承し、「豊かで持続可能な社会の実現」に向けて、取り組むべき重要課題と目標を設定しグループ全体でCSR活動に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 環境マネジメントWGのもと、座談会や「MFCA活動」等を通じて従業員の意識醸成を図りながら環境中長期目標の達成に向けたマネジメントを継続していることに加え、CO2排出量削減目標の対象範囲拡大や、CSRアンケート結果に基づく取引先への改善指導などを通じて、グループ会社やサプライチェーンも含めた環境マネジメントを展開している点
(2) 中長期目標を設定のうえ「エコ商品認定制度」を運用するなかで、事業環境変化を踏まえて環境保全型農業に貢献する製品や電動化製品など認定製品を拡大しているほか、販売担当者の教育やイベントでの製品情報発信などの社内外での働きかけにより、認定製品の普及拡大を通じた環境貢献に尽力している点
(3) 長期ビジョン「『食と農と大地』のソリューションカンパニー」を掲げ、スマート農機の開発製造や営農情報ポータルサイト「Amoni」による情報発信等を通じて農業経営を支えるソリューション提供を行っているほか、水素活用の検討や他社連携を企図した「出資管理委員会」の新設など、事業を通じた農業課題解決に向けて中長期視点で取り組みを推進している点

 その結果、当社は18回連続で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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