株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、Frontier Innovations株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:西村竜彦、以下「FI」という。)が組成するFrontier Innovations 1号投資事業有限責任組合(以下、「当ファンド」という。)に対し、出資契約を締結しました。
FIは、当ファンドの組成・運用を行うべく設立され、代表の西村竜彦氏は、株式会社INCJでベンチャー・グロース投資グループのマネージングディレクターとして、宇宙・エレクトロニクス・IoT・AI等の分野を中心に、スタートアップ企業への投資等に従事し、特に宇宙分野では、同社の宇宙産業担当チームリーダーや宇宙領域における政府委員会等の委員を務めるなど、豊富な業務経験を有しています。
当ファンドは、宇宙・ディープテック領域におけるシード・アーリーステージのスタートアップにハンズオンでのリード投資を行い、産官学の関係者を巻き込むことでスタートアップエコシステム創出・育成・拡大を企図したオープンイノベーションを追求することを目指し、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)初のLP出資に加え、民間金融機関や事業会社を中心に組成されました。
DBJは、本件が、当ファンドによる投資を契機として投資先企業が当ファンドの有するノウハウやネットワークを活用した経営革新を実現することにより、投資先企業の競争力強化、ひいては本邦宇宙産業エコシステムの拡充に寄与するものであることから、DBJの「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用し投資を実施します。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した重点投資分野です。
【お問い合わせ先】
企業金融第2部 電話番号 03-3244-1660