東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合による
ワールドグループ(株)の優先株式引き受けについて-「特定投資業務」を活用した地域企業の成長戦略実現支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)、株式会社十六銀行(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役頭取:石黒明秀、以下「十六銀行」という。)及び十六リース株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:白木幸泰、以下「十六リース」という。)が共同出資する東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)は、ワールドグループ株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:清水貴士、以下「当社」という。)が新たに発行する優先株式の引き受けを実行しました。

 当ファンドは、岐阜県・愛知県に顧客基盤を有する十六銀行とDBJが連携し、優先株式や劣後ローン等の金融サービスを組み合わせながら、地域の事業者へのサポート体制を強化することを目的に、2016年1月に設立されました。

 当社グループは、1991年の創業以来、製造業を中心とした人材派遣、業務請負等の人材サービスを展開しています。自社研修施設「テクニカル道場」を軸に専門人材を育成し、地域に付加価値の高い人材サービスを提供してきました。近年は、積極的に同業他社のM&Aに取り組み、事業展開地域を拡大しています。

 本件出資は、当社グループのさらなるM&A推進に向けた財務体質の強化を目的としています。当社グループがM&Aを通じて事業展開地域を拡大し、当該地域において付加価値の高い人材サービスを提供することが、当社グループ及び地域企業の競争力強化並びに地域における雇用維持等、地域経済の活性化に資すると見込まれることから、当ファンドを通じ、DBJの「特定投資業務(注1)」を活用した資本性資金の供給によってサポートするものです。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。


【お問い合わせ先】
 東海支店 業務課 電話番号 052-589-6892

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