屋久島電工(株)に対し、「DBJ 環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、屋久島電工株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役社長:寿恵村哲哉、以下「当社」という。)に対し、「DBJ 環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ 環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという、世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1952年に屋久島の水力資源の開発利用を目的に設立され、水力発電で生み出した電力で島内需要のほぼ全量を賄うとともに、国内で唯一の炭化けい素の製造を行っています。炭化けい素は耐火材や研磨・研削材として使用されるほか、ディーゼル自動車用排ガス除去装置材料等の環境関連分野や、ファインセラミックスの原料として半導体関連分野にも用途が広がっています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 地域連絡会等を通じた地域社会との環境課題共有や対話継続に加え、自主基準に即した社会貢献活動と、屋久島町全体への電力供給およびRE100達成を目指した島内の新たな電力用途の検討等により、屋久島との共存・共栄を謳う経営理念の実現を追求している点
(2) 中長期の社会ニーズを捉え、脱炭素化の潮流に沿った炭化けい素製品の拡販および新製品の開発等、アップサイドの視点から環境課題を特定し、水力発電によるクリーンエネルギーを強みに新たな事業機会獲得を図らんとしている点

 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

【お問い合わせ先】
企業金融第6部 電話番号 03-3244-1730

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