(株)Preferred Networksに対する出資について-「特定投資業務」を通じ、AI向け先端半導体の開発強化を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役:西川徹、以下「当社」という。)に対して出資を実行しました。

 当社は、現実世界を計算可能にすることをミッションに掲げ、高度なディープラーニング(深層学習)技術を活用し、AI(人工知能)の研究開発等を手掛けるスタートアップ企業です。近時は、独自のAI半導体「MN-Core™」シリーズの開発を進めており、高い計算効率や電力効率等を実現させることで、AIの社会実装の推進や、それに伴う社会課題の解決に取り組んでいます。

 本件は、当社が、AI半導体事業のさらなる拡大を企図し、次世代AI半導体の開発・販売体制等を強化するに当たり、DBJが、その成長資金の一部を提供するものです。DBJは、当社によるかかる取り組みが、同社の競争力強化に加え、我が国の重要物資である先端半導体の開発力強化に資することから、「特定投資業務(注1)」の一類型である「DBJ サプライチェーン強靱化・インフラ高度化ファンド(注2)」を活用し、優先株式引受による出資を実行しました。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」において、重要物資の安定供給確保等のサプライチェーン強靱化やデジタル技術の活用による物流をはじめとするインフラの強靱化・高度化を推進するため設置した重点投資分野です。



【お問い合わせ先】
企業金融第2部 電話番号 03-3244-1660

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