ディー・ティー・ホールディングス(株)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ディー・ティー・ホールディングス株式会社(本社:山形県山形市、代表取締役社長:平岡裕、以下「当社」という。)及び当社グループの中核事業会社である第一貨物株式会社(本社:山形県山形市、代表取締役社長:米田総一郎、以下「第一貨物」という。)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)評価を実施し、かかる格付に基づき当社に第一貨物向け転貸資金の融資を実行しました。

 「DBJ健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、第一貨物を傘下に有する持株会社です。第一貨物は、山形県に本拠を置き、東北から関東を中心に全国的な物流ネットワークを展開する貨物自動車運送事業者で、主力の特別積合せ事業のほか、顧客の物流機能を包括的に受託する3PL事業も近年拡大するなど、「総合物流サービス」を安定的かつ発展的に提供しています。

 今回の格付では特に第一貨物の以下の点を高く評価し、東北地方所在の物流事業者として初めてとなる「従業員の健康配慮への取り組みが優れている」という格付に認定しました。

(1) 健康経営宣言として「安全で適正な輸送をするには、社員が第一」を掲げ、人事部を中心に各事業所に配置する健康経営担当者と連携した社内横断的な健康経営推進体制のもとで健康的な食事の提供や腰痛予防体操を実施するなど、事業の継続・発展に不可欠なものとして全社的に健康経営に取り組んでいる点
(2) 重要な健康課題に位置付ける「特定保健指導の利用率向上」に向けて、従業員アンケートの結果を踏まえオンライン面談等を導入し、同利用率向上に繋げているほか、長時間労働削減の実現に向けて、「1人1日5分の残業時間削減」という具体的な目標を設定し、社内業務効率化だけでなく、取引先との出荷最終締め時間の前倒し調整や、提携会社との共同配送の実施など、社内外の関係者を巻き込みながら、実効的な施策を展開している点
(3) 「根本的存在理由」、「根底に据える哲学」、「基本的価値観」の3つの理念を制定し、動画を活用したトップマネジメントからのメッセージ発信等を通じて従業員への理念の浸透を図るとともに、新たにエンゲージメント調査に着手するなど、従業員の働きがい向上に注力している点


 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
東北支店 業務第二課 電話番号 022-227-8185

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