せとうち観光サステナブルファンドによる(株)せとうち山荘へのメザニンファイナンスの実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)及び瀬戸内地域の地方銀行7行等が共同出資する「せとうち観光サステナブルファンド」(以下「当ファンド」という。)は、株式会社せとうち山荘(本社:広島県広島市、代表取締役:田部井智行、以下「当社」という。)に対し、メザニンファイナンス(注1)を実施しました。

 当ファンドは、2023年2月に、瀬戸内地域の観光産業活性化を目的として、観光関連事業者に対する資本性資金を中心とした成長資金の担い手として設立されました。

 本件は、広島県尾道市において、アセットマネージャーである当社が旧千光寺山荘の再生・利活用を企図して行うホテル開発プロジェクトに対し、資本性資金の供給を行うものです。

 本件を通じ、尾道市に尾道地域を一望できる当施設が誕生することにより、宿泊キャパシティの増加、観光的魅力の向上、地域雇用の創出に繋がることが期待され、同地域への旅行者数の増加、地域経済への波及効果等によって地域の自立的発展に資すると見込まれることから、当ファンドを通じ、DBJの「特定投資業務(注2)」を活用したサポートを行うものです。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金にかかる市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

 (注1)メザニンとは「中二階」を意味しており、資本と負債の中間的性質を有するファイナンスを指します。

 (注2)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。




【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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