花王(株)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施
-【4回連続で最高ランクの格付取得、社員活力の最大化に向けた取り組みを支援】-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、花王株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏、以下「当社」という。)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)に基づく融資を実施しました。

 「DBJ健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、中期経営計画K27において「未来のいのちを守る Sustainability as the only path」をビジョンに掲げ、人々の健康な暮らしを守るとともに、花王グループの最も重要な資産は「人」であるとし、人材開発のベースとなる健康支援、健康づくりを積極的に推進しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 花王グループの原点「正道を歩む」のひとつの要素に社員の健康増進と安全を位置づけ、Kao 健康白書や健康意識アンケートを用いて5ヶ年計画の進捗を毎年確認し、組織の健康状態を踏まえ方針や施策をアップデートしながら、各人の自律的な健康行動を通じたより良い状態の追求と全社的な活力の最大化に向けた高度な健康推進活動をグループ一体的に展開している点。
(2) 健康宣言に地域・職域や生活者へのアプローチを加え、健康状態や習慣を可視化するヘルスケアツール・ソリューションを「GENKI well-サービス」として構築するほか、「健康の日コンソーシアム」を立ち上げ賛同する企業との連携を図るなど、長年培った健康に関する知見を積極的にステークホルダーに展開し、健やかで心豊かな暮らしや社会の実現に向けた取り組みを推進している点。
(3) 中期経営計画に掲げる「グローバル・シャープトップ」な人財・組織運営に向け、人財戦略の要に「対話の徹底」を据え、一人ひとりの挑戦意識の涵養に向けて各職場で丁寧かつ効果的な対話を重ねるべく、対話フェスや経営層との対話を通じて相互理解を深め組織の活性化を図るとともに、公募制度やキャリア相談窓口など成長・サポート機会を整備することで、将来的なスクラム型組織運営や「The Kao Way」の実現を目指し挑戦する組織風土の醸成に全社で積極的に取り組んでいる点。

 その結果、花王は「従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 また本件では、花王サステナビリティレポート2024における人財戦略実現に向けた指標と目標のうち、「社員エンゲージメントサーベイ『挑戦を推奨する組織風土』のスコア」、「社員エンゲージメントサーベイ『対話』のスコア」、「社員教育投資」の3つをKPIとして設定いたしました。このKPIの達成状況に応じた融資条件を設定することで、事業・人財/組織運営ともに「グローバル・シャープトップ」を目指す当社の取り組みを支援します。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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