みなとみらい二十一熱供給(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、みなとみらい二十一熱供給株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:藥師寺えり子、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、みなとみらい21地区の優れた街づくりを環境面で支えることを目的に、冷暖房及び給湯等に利用する冷水・蒸気をプラントにて一元的に製造し供給を行う熱供給事業者です。熱源設備の外部共用化により、集中・効率的に管理する地域熱供給システムの運営を通して、同地区の環境負荷低減や安全・快適な街づくりに貢献しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 地区における電力供給停止の経験を踏まえ、自社の防災体制を一層強靭なものにすべく、より具体的に被災時を想定した各種防災関連規程の改訂や、徹底した防災教育・訓練等に取り組んでいるほか、みなとみらい21地区における「防災エリアマネジメント推進委員会」等の防災協議会への積極的な参加や同地区の事業者との共同訓練等を通して地域防災にも貢献している点
(2) 「エネルギー供給を通じた街の価値向上への貢献」という企業理念を実現すべく、新たに構築した全社横断的なリスクマネジメント委員会をトップとするERM体制のもとで、改めてリスクを網羅的に特定し、分析・評価を実施したうえで、更なるリスク低減に向けた新プラント建設等の中長期的な対策にも取り組むなど、危機管理経営の高度化を図っている点
(3) 社会インフラとしての熱供給の継続という使命のもと、新たに公表した「2030ビジョン」においてみなとみらい21地区のBCP強化に貢献する目標を掲げ、自社早期復旧戦略の確実な実現に向けて、ライフラインや人員等の物的経営資源の確保、業界団体との協力関係の構築、多様なシナリオに沿った事業継続訓練の実施等の取り組みに精励している点

 その結果、当社は「防災及び事業継続への取り組みが特に優れている」という格付を取得しました。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
都市開発部 電話番号 03-3244-1710

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