(株)シードに対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社シード(本社:東京都文京区、代表取締役社長:浦壁昌広、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1957年に設立した、国産1dayPureシリーズを中心とするコンタクトレンズの製造販売を主業とするコンタクトレンズメーカーです。「『眼』の専門総合メーカー」として、「まだみぬ、世界は、美しい」をパーパスのキャッチコピーに掲げ、多様な「みえる」喜びを創造する社会の実現を目指しています。また、社会の持続可能な発展に貢献することを経営目標に全社的な環境配慮型経営の推進に努めています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 製品ライフサイクル全体における環境負荷低減に向けて、製品パッケージの省資源化に着目した「シードエコロジーマーク基準」を新たに設定したことに加え、使用済み包装容器(ブリスター)の回収と再資源化を行う「BLUE SEED PROJECT」については、自治体との協定に基づく消費者向けイベントの実施やブリスターを持参した消費者に対するインセンティブの導入により、同取り組みの着実な拡大を貴社製品の競争力向上に結び付けている点。
(2) 新パーパスの実現に向け、社会環境変化やステークホルダーの視点を踏まえたマテリアリティの見直しや、環境や人権等CSRに配慮した取り組みの重要性に関する従業員への教育により、サステナビリティ経営の基盤構築に取り組んでいる点。
(3) 持続可能なサプライチェーンの構築に向けて、調達先における環境配慮の取り組みを評価していることに加えて、新たに人権項目の調査を開始し、サプライチェーン上の人権リスクの洗い出しに着手している点。

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが先進的」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
企業金融第6部 ヘルスケア室 電話番号 03-3244-1730

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