新明和工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、代表取締役社長:五十川龍之、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1920年に川西機械製作所が飛行機部を設置して以降、世の中から必要とされる製品を最先端の多様な技術を用いて提供してきました。現在は、特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機の5事業を展開しています。当社は、「サステナビリティ経営方針」に基づき、環境負荷低減に資する製品開発やサービスの提供を通じて、社会課題の解決と持続的発展に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 長期ビジョンとして掲げる「都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニー」を目指し、経営層をトップとする推進体制のもと、自社の強みや社内外の環境変化を踏まえてマテリアリティを特定するとともに、トップマネジメントを含む取締役会への定期的な報告を通じて取り組みの進捗を確認しながら、サステナビリティ経営に取り組んでいる点
(2) 上記体制のもと、特に地球温暖化防止に向けた取り組みを加速させるべく、CO₂排出量集計範囲の拡大や再生可能エネルギー電力の戦略的調達など、より実態的なデータ把握と着実な排出量削減に取り組むとともに、自社だけでなくサプライチェーン全体におけるCO₂排出量削減に向けて、スコープ3の算定・開示に着手された点
(3) 事故を防ぐ塵芥車用安全装置やラストワンマイルを担う配送システムの構築など、都市・輸送・環境の分野で社会課題や長期的なニーズを踏まえた各種製品の開発に取り組むとともに、経営層をトップとする新事業戦略本部の設置やビジネスコンテスト「進取!!0→1チャレンジ」の開催など、持続的なイノベーション創出に向けて全社的に尽力している点

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが十分」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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