株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび「東北地域におけるデータセンター適地性についての調査」と題した調査レポートを発行しました。
近年のAIの普及やデジタルトランスフォーメーションを受け、データセンター(以下「DC」という。)の需要は飛躍的に高まっています。国内ではDCの設置が東京・大阪に集中し、主要都市でのDC用地の枯渇が懸念される中で、全国各地におけるデータ利用の効率化、電力利用のひっ迫回避、災害時におけるレジリエンス強化等の観点から、DCの地域分散が課題となっています。
当レポートでは、東北地域におけるDCの適地性について、主に立地条件及びコストの観点から調査しました。その結果、東北地域は、大都市圏への近接性や冷涼な気候等の地理的特性を活かすことで、生成AI等により近年拡大する多様なDC利用需要を取り込める可能性があり、DCの第三極として注目されている北海道・九州と同様に適地性があるものと分析しました。
世界的な脱炭素化が進む中、今後は東北地域における再生可能エネルギーの豊富なポテンシャルの大きさを活かしたDC展開が期待されます。また、全国に先駆けて人口減少が進む東北地域では、雇用への影響が少なく固定資産税収増加等のメリットが見込まれるDCが新たな産業立地の一つの在り方としても期待できます。
当レポートの詳細は、DBJウェブサイト「調査研究レポート」に掲載していますので、ご参照ください。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。
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「東北地域におけるデータセンター適地性についての調査」を発行
2025/04/25
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