株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、スター・マイカ・ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:水永政志、以下「当社」という。)との間で、2025年4月30日付で「資本業務提携契約」を締結するとともに、当社が新規発行する普通株式を第三者割当により引き受けることを決定いたしました。
当社グループは、「"作る"から"活かす"社会の実現へ」を企業理念に掲げ、人口も建物も高齢化しつつある社会において、中古区分所有マンションの再生・流通を中心とした事業展開を通じて、住宅循環システムの普及・定着に取り組んでいます。特に、業界内において空室物件を取り扱うことが一般的となっている中、いち早く賃貸中物件に着目し独自のビジネスモデルを構築しています。
中古住宅の活用に対する社会的ニーズが高まる中、当社グループは、財務規律を維持しつつ更なる事業拡大と企業価値向上を目指し、2024年1月に公表した中期経営計画「Find the Value 2026」(以下「本中期経営計画」という。)においては、主要成長戦略の一つとして「ファンド化の推進」を掲げています。
本件は、DBJによる普通株式の引受を通じた当社財務基盤の強化に加え、「ファンド化の推進」の実現に当たり、当社独自の不動産ノウハウとDBJの金融力を融合させ新たな不動産金融市場を共同で開拓することにより、本中期経営計画の推進と中長期的な企業価値向上を目的に、資本業務提携を行うものです。
DBJは、当社グループが手掛ける中古マンション再生・流通事業を活用した新たな私募ファンドの組成に向けて、ストラクチャリングの検討支援やリスクマネーの供給を実施いたします(注)。かかる支援が、不動産ポートフォリオ管理の高度化、私募市場の開拓を通じた資金調達手段の多様化、将来的なファンドビジネスの拡大など、当社グループのサステナブルな成長を加速させる契機となるように取り組んでまいります。
DBJは、今後とも企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、お客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
(注)本ファンドに係る私募取扱業務は第三者に委託されます。
【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140