ニッポン高度紙工業(株)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ニッポン高度紙工業株式会社(本社:高知県高知市、代表取締役社長:近森俊二、以下「当社」という。)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)に基づく融資を実施しました。

 「DBJ健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、土佐和紙技術を利用したビスコース加工紙メーカーとして1941年に創業されました。現在は、家電製品から自動車まで、エレクトロニクス機器にとって不可欠な存在となっているアルミ電解コンデンサ用セパレータにおいて、世界シェア60%を占めるトップメーカーとなっています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 第100期長期目標に掲げる「環境と健康に挑戦2030」の実現に向けて、経営方針である「安全・健康はすべてに優先する」に基づきこれまで継続してきた心身の健康づくりを一層加速すべく、健康経営宣言や重要課題の見直しを行いながら、管理部安全管理課を中心に各部署の安全衛生委員等と連携した推進体制のもと、全社的に健康経営を推進している点
(2) 従業員を対象に毎年実施する集団健康学習に加え、よく噛んでゆっくりと食べることの習慣化に向けた「カムカム月間」やウォーキングイベントを通じて生活習慣の行動変容を促す等、重要課題である有所見率やプレゼンティーズムの改善に向け、従業員の声や身体面・生活習慣面に関する分析を活用した施策を展開している点
(3) 2030年を見据え目指す姿のひとつに「働きやすく働きがいのある会社」を掲げ、新たにエンゲージメントサーベイを用いて整理した組織的課題を踏まえ、「やりがい」や「挑戦する風土」等に係る中期目標を設定し取り組みの検討に着手するなど、従業員の幸せを追求するとともに、グローバルニッチトップ企業として「優れたモノづくり」を持続的に実現する組織づくりを進めている点

 その結果、当社は「従業員の健康配慮への取り組みが優れている」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
四国支店 業務課 電話番号 087-861-6675

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