井関農機(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施
-19回連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、井関農機株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:冨安司郎、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、トラクタ、田植機、コンバイン等を主力製品とする1926年創立の農業機械専業メーカーです。農作業の機械化・省力化により農業の発展に尽力した創業者の理念を継承し、「豊かで持続可能な社会の実現」に向けて、取り組むべき重要課題と目標を設定しグループ全体でCSR活動に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 環境ビジョンの実現に向け、環境マネジメントWGを中心として、新たに脱炭素に資する設備投資促進を企図したインターナルカーボンプライシング導入や進捗に応じた環境中長期目標の見直しを行う等、事業を通じた不断の環境負荷低減を進めている点
(2) これまで注力されてきたマテリアリティに掲げる環境関連KPIの達成に向けた取り組みを継続するとともに、収益性向上の観点では、「プロジェクトZ」による事業構造改革等について、経営層と従業員が直接対話を行う従業員コミュニケーションやビジョンブック・社内報による周知等を通じた意識啓発を行いながらグループ一丸となって推進しており、経済的価値と社会的価値の両立を目指した取り組みに尽力している点
(3) 研究開発部門において、技術人材拡充等の技術蓄積など先端技術・環境関連の成長テーマへシフトするための体制強化に加え、出資枠を活用し、ベンチャー企業と連携した新商品・サービスの開発を進めることで、「食と農と大地」のソリューションカンパニーの実現に向けたイノベーション創出を推進している点

 その結果、当社は19回連続で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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