デクセリアルズ(株)に対し、地域金融機関とともに「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づくシンジケート・ローンを組成

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、デクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家由久、以下「デクセリアルズ」という。)に対し、株式会社足利銀行、株式会社京都銀行、株式会社七十七銀行とともに「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)に基づくシンジケート・ローンを組成しました。

 デクセリアルズは、スマートフォンやノートパソコンをはじめとするエレクトロニクス機器、電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛けています。時代や技術の変化を先回りした製品開発によりテクノロジーの進化を支えており、現在、国内8(子会社拠点含む)、海外11の製造・販売拠点で事業を展開しています。
 本件は、DBJが地域金融機関である株式会社足利銀行、株式会社京都銀行、株式会社七十七銀行とともにシンジケート・ローンを組成し、デクセリアルズによる鹿沼事業所第2工場のスマートファクトリー化に向けた設備投資資金を提供することで、デクセリアルズの生産体制強化を金融面から支援するものです。

 「DBJ健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 従業員一人ひとりの健康を企業価値向上の基盤と位置付け、2030年に向けた「健康経営ロードマップ」を策定し、自社開発の健康可視化システム「健幸のあしあと」や健康経営冊子による社内広報等を通じ健康経営への共感と実践の裾野を広げながら、トップマネジメント主導のもと全社一体で健康経営を推進している点
(2) 従業員の心身の健康維持・増進を目指して健康経営の重要課題を特定し、生活習慣改善実行率をはじめとする数値目標を設定したうえで、コミュニケーション活性化も企図したウォーキングイベント「健康チャレンジログ」や敷地内全面禁煙の実施、メンタルヘルスケアなどの多角的なアプローチを通じてデータに基づいたPDCAサイクルを展開している点
(3) 新たに策定したパーパス「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」の実現に向けて、人財ポートフォリオを設定し部門ごとに強化すべき人材像を整理し、ジョブによるキャリアモデルと自立した成長の実現を支援するジョブ型人事制度の導入によって自律的な挑戦・成長を促進するなど、価値創出の源泉に位置付ける「技術」及び「人財」の強化に取り組んでいる点

 その結果、デクセリアルズは「従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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