No.133 世界の金融危機後のアジア新興国をみる視点

 アジア新興国では金融危機の影響が資本逃避などの形で現れ、輸出・生産減を通じ実体経済にも及んでいる。経済発展に伴い中間層は増加しているが、所得格差拡大のなか、各地で政治・社会が不安定化している。本稿では人口動態、資源の賦存状況、イノベーション力、金融面といった多角的な視点から、アジア新興国の今後の成長可能性について考察する。

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