No.190 米国IHNからみる地域包括ケア(医療・介護連携)の取り組み~医療ICTの活用による遠隔医療・在宅サービス拡充の可能性~

 医療・介護費の上昇が続くわが国では、高齢者が住み慣れた地域において「医療から介護までを切れ目なく受けることが可能な仕組み(地域包括ケア)」を構築し、在宅サービスを拡充することが喫緊の課題となっています。医療ICTの導入を政府支援のもと後押しする米国では、IHNなどにおいて医療・介護ネットワークの構築が進展し、同ネットワークを活用した遠隔医療・在宅サービスの拡充が行われつつあります。本稿では、医療ICTの活用において先行する米国の事例を取り上げ、わが国における在宅を含めた医療・介護ネットワークの構築について考察しました。

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