No.206 1年が経過した異次元緩和の点検と今後の論点

 2013年4月に日銀が異次元緩和(量的・質的金融緩和)と呼ばれる大規模な金融緩和策を導入してから約1年が経過しました。大胆な金融政策の効果を受け、日本経済は大きく浮揚しており、足元の消費者物価上昇率も日銀が目標とする前年比2%に向けて緩やかに高まっています。本稿では、異次元緩和開始から1年後の効果を点検した上で、先進各国の金融政策の枠組みと先行きの方向性を比較しながら、今後の日銀の金融政策の論点を考察しています。

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