「米国自動車市場の成長性・多様性を考える」 ~CASE・MaaS・ZEV等の革新性と大型車嗜好の保守性が同居~

米国新車販売台数の帰趨が注目されている。リーマンショック後は一貫して回復を続けて拡大期間は8年超に及んでいるが、直近では足踏み状態が続いている。リースアップ車など中古車増加による新車市場圧迫とともに、各社の自動車販売奨励金(インセンティブ)上昇による競争激化のなかで自動車ローンの延滞率が上昇してサブプライムローン問題が懸念されるなど、不安要素も増えてきている