日本経済は、23年に入り中国向けなどで輸出が減少しましたが、設備投資が再び増加したほか、サービス消費が持ち直し、回復が続いています。海外経済は、米国がインフレや利上げにより減速基調が続きましたが、欧州はガス不足などが緩和し、緩やかに回復しています。中国は感染急拡大後の混乱が一服し、消費などで緩やかに持ち直しています。
産業面では、製造業においては化学が引き続き低迷していますが、鉄鋼や自動車で持ち直しの動きがみられます。非製造業については感染影響の縮小や値上げにより、小売や外食、旅行・ホテルなどで回復が進んでいます。
トピックスとしては、「エネルギー危機が脱炭素先進国ドイツの製造業に及ぼす影響」、「初会合から読み取る植田日銀の政策運営」の2本を取り上げました。
6月号 コンテンツ概要 | |
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