最近の経済動向2024年11月

 日本経済は、2024年4~6月期GDP 2次速報が1次速報からやや下方修正となりましたが、消費が5四半期ぶりに増加するなど、2四半期ぶりにプラス成長となりました。一方、実質ベースの可処分所得はようやく増加に転じましたが、足元では消費者マインドの改善の鈍さなどで消費がもたつくなど、日本経済は足踏みが続いています。
 海外経済は、米国は足元で雇用が減速基調となるものの底堅く、消費を中心に緩やかな成長が続いています。欧州は6月の利下げ転換後、9月に続き10月も追加利下げが行われたことなどもあり、緩やかに回復しています。中国は年初にみられた成長の勢いが弱まり、持ち直しが緩やかになっています。