ごあいさつ

日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび6月に社長に就任致しました地下でございます。

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。DBJグループは新型コロナウィルス感染症に対する危機対応業務を通じて、経済・社会活動の根幹を維持すべく、影響を受けた事業者の方々のご支援と一刻も早い経済の回復に向けた対応に責任を果たして参る所存です。

将来を見渡しますと、新型コロナ禍による働き方を含めた経済・社会のあり方の変容に加え、急速に進むデジタル化やカーボンニュートラル社会に向けた対応、国際社会の変動に伴う経済安全保障に対する意識も高まっています。こうした経済・社会の”抜本的な地殻変動”は、金融も含めた産業構造の変革をもたらし、そのリスクに備えると共に、大きな飛躍の機会にもなりえるものと考えております。また、こうした飛躍を支えるためにも資金供給を含めたイノベーションの社会実装に向けた挑戦も必要になります。

DBJグループは、その企業理念「金融力で未来をデザインします」を掲げ、2016年に定めた「2030年長期ビジョン」、そこに至るパスとして2021年よりGRIT戦略(※)をベースにした第5次中期経営計画を進め、経済・社会の変容に応じて生じるお客様の経営課題や地域の課題に対し、「誠実」にお応えし、新しい金融フロンティアに「挑戦」する気概を持って臨んで参ります。そして特色あるユニークな金融機関として、お客様そして地域の成長を通じて我が国の成長に貢献して参る所存です。 

これからも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2022年6月 株式会社日本政策投資銀行
代表取締役社長
地下誠二

(注)「GRIT戦略」とは、G:グリーン社会の実現、R:しなやかで強い安心安全な地域・社会や産業基盤の構築、I:事業化可能と評価できるイノベーションへの取り組み、T:現在の事業基盤を前提とした移行に向けた戦略的取り組み、を表すもので、第5次中期経営計画においてDBJグループが重点的に取り組む分野を表したものです。