DBJとして初のクリーンテックファンドへの投資を決定~わが国の環境産業の支援・育成に向けて~

 株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、アブダビ首長国政府系列で環境関連投資を推進するマスダール社(本社:アブダビ首長国)と、ドイツ銀行アセットマネジメント部門のユニットの一つであるDB気候変動アドバイザーズ(DB Climate Change Advisors(DBCCA)、本部:米国ニューヨーク市)が運営するDB Masdar Clean Tech Fundへの投資を決定しました。
 
 DBJは、これまで国内を中心に数多くの省エネ投資や再生可能エネルギー導入等を通じ、地球温暖化防止プロジェクトへの参画を実施してまいりましたが、ポスト京都議定書に向けて世界的に更なる温室効果ガスの排出量削減が求められる中、次世代の環境産業を育成するためにクリーンテック分野への投資を検討していました。
 
 クリーンテック分野では世界中で数多くの企業が技術開発に取り組み、将来性のある環境技術の事業化に努めています。わが国の持つ環境技術を世界に広め、環境産業を通じた国際競争力の強化を図るためには、世界的ネットワークと技術審査力を持つ投資ファンドの支援が必要との観点から、広範なネットワークと150名を超える豊富な技術陣を有するDB Masdar Clean Tech Fundへの投資を行うこととしました。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、本件ファンド投資に伴う環境技術ノウハウの取得や、わが国の環境技術の紹介を通じ、わが国の環境技術産業の発展に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【DB Masdar Clean Tech Fund 概要】

(1)ファンド名称 : DB Masdar Clean Tech Fund

(2)運営者   : マスダール社およびDBCCA

(3)投資対象 : 欧米所在の環境技術系事業会社

(4)存続期間 : 10年


 【お問い合わせ先】
    企業金融第5部  電話番号03-3244-1195
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