つばめBHB(株)に対する投資を実行-オンサイトアンモニア供給システムの実用化をサポート-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、味の素株式会社、UMI1号投資事業有限責任組合、UMI2号投資事業有限責任組合、日本郵船株式会社、みらい創造二号投資事業有限責任組合、出光興産株式会社、株式会社INPEX、山九株式会社、西日本プラント工業株式会社、三井住友信託銀行株式会社、i-nest1号投資事業有限責任組合とともに、つばめBHB株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:渡邊昌宏、以下「つばめBHB」という。)に対し投資を実行しました。

つばめBHBは、世界初のオンサイトアンモニア供給システムの実用化を目指し、2017年4月に設立された会社です。東京工業大学の細野秀雄栄誉教授らが発見・発明した低温・低圧条件下でアンモニア合成が可能な触媒を用いて、小型アンモニア製造装置を開発しました。

つばめBHBは、今般調達した資金を活用し、当該アンモニア製造装置を普及させることで、エネルギーや肥料等に用いられるアンモニアの地産地消を可能とし、世界の環境・食糧問題の解決に向け事業を推進しています。

 DBJは、このようなつばめBHBの取り組みがカーボンニュートラルの実現に寄与し、経済社会の活力向上及び持続的発展に資するものであると評価し、「特定投資業務」(注1)の一類型である「グリーン投資促進ファンド」(注2)を活用し投資を行うこととしました。今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進ならびに地域経済の活性化および我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」について、2050年カーボンニュートラルを目指す政府の方針等も踏まえ、グリーン社会の実現に資する事業等への取り組みを幅広く支援することを目的として設置した資金枠です。



【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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