株式会社日本政策投資銀行（以下「DBJ」という。）は、株式会社日立製作所（本社：東京都千代田区、代表執行役 執行役社長兼CEO：小島啓二、以下「当社」という。）が、「グリーン・デジタル・トラック・ボンド（以下、「デジタル環境債」という。）」として発行する、ブロックチェーン技術に基づきデジタル化された有価証券である「セキュリティ・トークン」を取得します。
DBJは、第5次中期経営計画における主な施策内容として「変化に向き合う手段としてのデジタル化対応」を掲げ、経営戦略と一体不可分となりつつあるデジタル分野における戦略的取組を推進しており、本件は、DBJとして初めてセキュリティ・トークンを取得するものになります。
今般当社が発行するデジタル環境債は、デジタル技術を活用し、グリーン投資に関連したデータの透明性の向上やデータ収集の効率化をめざす債券であり、環境改善効果をタイムリーに参照できるウェブサイトであるグリーン・トラッキング・ハブに加え、ブロックチェーン基盤を活用した社債型セキュリティ・トークンのスキームが活用されます。
本デジタル環境債により調達された資金は、省エネルギービルのプロジェクトに充当される予定であり、グリーン・トラッキング・ハブを活用して資金充当した建物のエネルギー消費量を自動的に計測し、ベンチマーク比での CO2 排出削減量、エネルギー削減量に換算、データ開示が行われる予定です。
本取り組みにより、グリーン・トラッキング・ハブを通じてそれらデータのモニタリングが随時可能になるほか、ブロックチェーン基盤上に記録することで、データの透明性を高めることが可能となります。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します～」に基づき、お客様のカーボンニュートラルに向けた取り組みを積極的に支援していくとともに、金融投資家として、デジタル技術を用いたサステナビリティ分野の金融ソリューションという新たな市場の発展に貢献して参ります。
【お問い合わせ先】
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経営企画部 デジタル戦略室 電話番号 ０３－３２４４－１１８０