株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、Gresham House Asset Management Limited(本社:英国、Chief Executive Officer:Tony Dalwood、以下「Gresham House」という。)が運営する Gresham House Forest Fund VI LP(以下「当ファンド」という。)に対するジャージー籍SPCを通じた出資を決定し、出資契約を締結しました。
1857年創業のGresham Houseは、投資家への財務リターンを提供するオルタナティブアセットマネジャーであり、英国最大手の森林アセット運営規模を誇るファンド運用会社として、近年の自然資本に対する個人投資家及び年金基金等投資家の期待に応えるべく、森林投資部門を大きく発展させてきたところにあります。当ファンドはスコットランドを中心とした英国の森林アセットを投資対象とし、Gresham House特有の投資家ネットワークや大手製材所との関係を駆使し、優良な森林アセットの取得、高付加価値な木材販売によってファンド収益の最大化を目指した投資・アセット管理を行います。
DBJは、森林投資分野における海外先進事例からの知見獲得、国内還元・展開可能性追求を目的として、2021年、2023年にTIR Europe Forestry Fund 2及びTIR Europe Sustainable Forestry and Natural Capital Fund SCSp SICAV-RAIFへ出資しており、今般の出資はこれらに次ぐ取り組みとなります。本邦金融投資家による森林への投資実績が未だ限定的である中、欧州域内における有数の森林投資マーケットである英国における本件出資を通して、さらなる知見の深化を目指し、本邦金融機関へのノウハウ還元や森林ビジネス活性化に努めてまいります。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、我が国の食農・森林産業の抱える課題の解決をファイナンス面からサポートし、お客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
【お問い合わせ先】
企業金融第3部 電話番号 03-3244-1990